マンションのリフォーム[2]…リフォーム会社を費用だけで選ぶと後悔する理由
2015/12/30
リフォーム会社を決める時、複数の業者から見積を取り価格だけで決める人が少なくありません。
もちろん値段は大切です。
しかし、リフォーム工事で複数の見積を取るのは相見積で競合させる事が目的ではないのです。
費用だけでリフォーム会社を選んではいけない理由を説明します。
リフォーム工事は費用だけを比較しても意味がない
リフォームと車や電化製品を買うのはココが違う
リフォームの予算って自動車を購入する予算と近い事もあって、自動車を買うのと同じ様に考えている人がいます。
自動車を買う場合は複数のディーラーを回って、競合させて少しでも多くの値引きを引き出すのが一般的ですね。
元が高い物ですから、値引きだけで結構な額になる事もあります。
しかしリフォーム工事でこの方法は通用しません。
なぜならリフォームは工場で規格に基づき作られた商品ではないからです。
そもそも、値引きの基準となる定価という物が無いのです。
同じ依頼内容でも業者によって工事内容や費用が異なる事は珍しい事ではありません。
中身の違う物を価格だけ比較しても意味がありませんね。
- その工事内容はあなたの希望をかなえるものですか?
- その業者はその工事を任せられる実績がありますか?
- その価格は、適正ですか?安すぎたり高すぎたりしませんか?
比べるのは工事内容、実績、価格のバランスなのです。
価格にだけ固執するといい業者さんが逃げてしまいます
もちろん、リフォーム工事も複数のリフォーム会社から相見積を取るのが基本です。
しかしリフォーム工事の相見積はリフォーム会社を競合させて、値引きを引き出すのが目的ではありません。
リフォームとは「リフォーム工事は未完成な物に価格をつけて、成約後作業をする請負工事」です。
言い換えれば安くしようとおもえば、いくらでも安くなります。
安くなった分は見えない部分を手抜きして帳尻を合わせればいいのです。
あなたが安さを求めれば求めるほど、「この施主さんは内容より値段を優先する」と判断されて優良な業者さんは仕事を辞退し、手抜き工事で帳尻を合わせようと考える業者さんだけが残る事になります。
そして、その手抜き工事が行われた家に住み続けるのは他でもないあなたです。それでは誰も幸せになりませんね。
逆にあなたがしっかりと内容を理解する施主さんであれば、優良な業者さんが残り、手抜きして儲けようと考えている業者を排除することにつながります。
まとめ
リフォームで大切な事は安さを求めるのではなく、適正な工事を適正な価格で行ってもらう事です。
そのため、相見積で注目すべきは、工事内容とその工事費用が適正かどうかの比較です。
消費者としては「安ければ安いほど良い」と考えるのは当然でしょう。
しかし、安さと引き換えに「妥協の産物」と暮らして行くのはどうでしょうか?
マンションのリフォームは請負工事です。
オーダーメイドの受注生産品のような物です。
無駄に高いものは必要ありませんが、しっかり仕立ててもらうにはそれなりの費用が必要でそう。
適正な仕事を適正な価格でしてもらうための業者の比較であり、相見積だということを理解しましょう。
参考記事:なぜ価格だけでリフォーム会社を決めてはいけないのか?
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