リフォーム会社から見積をもらった必ずするべきこと

リフォーム会社から見積書をもらった、金額だけみて終わりになっていませんか？
リフォームに品番や定価はありません。金額だけみても比較になりません。

もちろん金額は大切ですが、提案やプランといった内容こそがリフォームの成否を決めます。
受け取ったら、必ず説明をうけましょう。

見積書や提案をもらったらこのポイントを押さえておきましょう。

見積書や提案はここをチェック

図面やプラニングは施主に希望にあっているか？

図面やプランニング 図面やプランニングはリフォーム会社の腕の見せ所です。
リフォームに品番も定価はありません、提案に値段がついていると思った方が正解です。
提案を見なければ高い安いの判断も出来ません。

いくら値段が安くても図面がない業者さんやプランが乏しい業者さんはそれなりの仕上がりしか期待出来ないと考えましょう。

どんな材料をどの程度使うのか？

見積書や提案書には材料に関する明細もついているはずです。
一式で書かれていれば明細をもらいましょう。

品番が乗っていればメーカーのWEBサイトなどでどんな特徴があってどの程度の単価なのかを調べることが出来ます。
量が適正かどうかは工事範囲や面積を計算すれば施主でもある程度は解ります。

他の業者さんと見積を比較する事でも適正な量も解ります。
リフォーム費用は違っても同じ内容の工事なら使用する材料は似た様な量になるはずです。
違うなら違う理由を確認しましょう。

工事範囲は明確か

リフォーム工事の範囲を確認しておきましょう。
仕上げや下地の処理まで説明を受けましょう。

業者間で工事の範囲は違うのが一般的です。
施主が考えている範囲と同じかどうかは一件一件確認しないと発注してから話が違うという事になりかねません。

出来れば現場で、この項目は何でどこをどこまで工事してくれるのか、指差し確認するくらいやってもやり過ぎではありません。

諸費用は適正か

設備や建材の費用、工事費用以外にも諸経費が見積書には乗っているはずです。
総工事費用にもよりますが、10〜20％程度が相場です。工事費用が少ないほど経理率は高くなりますが、それは最低限の管理コストが必要だからです。諸経費が高いと思ったら内訳を確認しましょう。

提案にバリエーションはあるのか？

施主に言われたままを提案にしてくる業者さんもあれば、施主の希望を実現するための別提案を持って来てくれる業者さんもいます。
同じ工事だとしても予算の掛け方でバリエーションも生まれます。
提案の幅がある業者さんは裏を返せば経験豊富だという事です。

リフォームとは単にも物を買う事ではありません。
業者さんの経験と職人さんの技術も一緒に購入しているという事を思い出して下さい。

単に金額を比較しないもう一つのメリット

相見積の本来の目的は適正な作業内容を適正な価格で行ってもらう事にあります。
そのためには見積書を受け取って値段だけをみるのではなく、内容にも踏み込み、解らないところは質問し、納得するまでコミュニケーションをする事が大切です。

参考記事：マンションのリフォーム 相見積は何社くらいとればいい？

また、リフォームの見積書に決まった書式はありません。
そのため片方の業者には書いてあるけど、もう一方の業者には書いていない事も沢山みつかるはずです。

あれこれ聞くと迷惑かも遠慮してしまう事もあるかもしれませんが、やはり解らない事は解るまで質問して発注すべきです。

単に見積書の金額だけしか見ない施主は、手を抜かれても解りません。
しかし、提案の中身に熱心に質問をする施主さん、材料一つにまで情報収集をする施主さんだと、業者さんも良い仕事をしなければと考えるものです。

見積書の内容を細かく質問してくる施主さんを敬遠する業者さんもいます。
言い換えれば、適当な仕事しかする気がない業者さんとも言えますので早々に辞退していただけば良いのです。

施主の無関心は手抜き工事につながる事もあるという事を覚えておいて下さい。

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