マンションのリフォーム スケルトンリフォームとは?
2015/12/30
スケルトンリフォームとはマンションの部屋を骨組みだけの状態にし、配管、内装など全面的にリフォームすることを言います。
マンションのリフォーム工事でももっとも大掛かりな物になりますが、スケルトンリフォームでしか実現出来ない事もあるため理想のリフォームとも言えます。
スケルトンリフォームのメリット
自由度の高いリフォーム
スケルトンリフォームは部屋中の天井、床、壁といったあらゆる内装を撤去し、キッチンやユニットバスも全て取り外し、コンクリートがむき出しの状態からリフォームを始めます。
そのため自由度が高く、構造上や管理規約上不可能な事以外は全て自由に行う事が出来ます。
- 壁を動かし間取りを変更する
- 配管や配線の交換
- 電話、インターネット、テレビなどの配線類を隠す
- ダウンライト照明の設置
コスト的に有利
スケルトンリフォームは段階的にリフォームしていくより、無駄が少なくトータルの費用が安く済むケースがあります。
特にマンションの場合、水回りの老朽化によるリフォームは、水回り以外の床下も工事が必要なため、大きな費用がかかります。
スケルトンリフォームの場合は全ての床を撤去してしまうため、工事費用や工事期間を段階的なリフォーム工事より節約出来ます。
スケルトンリフォームのデメリット
まとまったコストが必要
スケルトンリフォームは段階的になんどもリフォームを繰り返すよりトータルの費用は安く済みますが、まとめて工事をする分予算は大きくなります。
おおよその予算ですが、平米数×10万円(60平米なら600万円)以上が目安となります。
実際にスケルトンリフォームをする場合は、キッチン、バス、洗面台の入れ替えなども同時に行いますのでプラス設備費も予算に見ておく必要があります。
工期が長期に渡る
一般的にスケルトンリフォームの工期は解体から完成まで一ヶ月〜二ヶ月程度が目安です。
水回りが使えませんし、ホコリや匂いの問題もありますので住みながら工事というのは不可能です。
工事期間中の仮住まいも必要になります。
そのため中古マンションを購入、入居前にスケルトンリフォームという形も最近注目されています。
出来る事と出来ない事があります
スケルトンリフォームでもマンションにより可能な事と不可能な事があります。
構造上出来ない事
- マンションの構造により壁が構造壁の場合は壁の移動は出来ません。
- また直天井の場合は、ダウンライトや配線を天井に埋め込む事は不可能です。
- 高さの制約により二重天井や二重床に出来ない場合もあります。
- エアコン用のスリーブ追加など構造体によっては出来ない事もあります。
関連記事:マンションの壁は動かせる?
管理規約上出来ない事
- 管理規約でフローリンクが禁止されているマンションではフローリング工事は出来ません。
- 総電気容量制限で設備を選ぶ場合もあります。
まとめ
スケルトンリフォームは自由度も高く、マンションのリフォーム計画する人すれば一種の理想のリフォームでしょう。
しかし自由度が高い分、予算や工期もかかります、またいくらスケルトンリフォームでも構造上や管理規約上の制約で出来ない事もあります。
信頼出来るリフォーム会社と時間をかけて相談し、プランをよく練る事が重要です。
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