マンション 水回りリフォームの優先順位が高い理由
リフォームの優先順位は築年数によっても変わりますが、水回りの更新の優先順位を高く考える人は多いようです。
理由は水回りの更新を疎かにすると後で高くつくためです。
マンションの水回り機器更新
マンションの水回り機器とはキッチンやトイレも含まれますが、もっとも重要なものは給排水管を意味します。
給排水管はマンションと一緒に老朽化し、メンテナンスが必要な部分になります。
メンテナンスをおろそかにすると後々高くつくため多くの方が優先順位が高く考えます。
水漏れ被害を防止
一番、困るのは階下への水漏れです。
戸建でも水漏れは一大事ですが、マンションの場合は階下の住人に迷惑がかかります。
修繕費や損害賠償など数十万円にもなる可能性もあります。
そもそも給水管に使われている塩化ビニルライニング鋼管などが5年や10年でどうにかなる事はまずありませんが、環境によっては錆による腐食、パッキンやシール類の劣化で継ぎ手から水漏れが起こる可能性がない訳ではありません。
水漏れ被害と保険の関係
マンションの保険は専有部分への保証は所有者が、共有部分の保証は管理組合が加入するのが一般的です。
給排水管は共有分と専有部分をまたいで存在しますので、どこから漏れたかで使える保険が異なります。
最近のマンション保険や火災保険に付帯する個人賠償特約には階下への水漏れを保証が含まれているものも多くあります。
しかし、あくまで事故や故障が対象です。
必要なメンテナンスを疎かにした場合は保証対象外となる可能性もあります。
健康被害を防止
給水管に錆が発生すると、水の出が悪くなったり、赤水が発生し健康を害する要因になります。
こういった事情から水回りの更新はリフォームの中心となります。
特に中古マンションを購入された場合は優先的にお金をかけた方が安心な部分です。
リフォーム詐欺に狙われやすい水回り
マンションのリフォーム時に関心の高い、水回りはリフォーム詐欺の被害が少なくありません。
水質チェック、水漏れチェックという名目で近づき、ありもしない錆の発生や水漏れを指摘します。
階下に漏れたら大きな損害が発生すると住民の不安を煽り法外な費用で設備や工事を売りつけるのが手口です。
こういったトラブルを防ぐ為には、言われた事を鵜呑みにしてその場で契約せずに、複数のリフォーム工事業者から提案を受ける事が大切です。
また、業者が管理組合の許可を得て訪問しているかも確認が必要です。
マンションの場合、給排水管の水漏れは「専有部分」で起きているのか、「共有部分」で起きているのか判断が必要です。
水漏れがあったとしても、管理組合に問い合わせをして調査することが最優先です。
「いそいで修理しないと大変な事になります」というのは詐欺業者の常套句です。
心配は要りません。急いで修理しないといけないレベルの水漏れは老朽化ではなく、地震等のなんらかの外部要因で起きています。
こういった予測出来ない漏水は保険の対象にもなります。
まとめ
マンションのリフォームで水回りの更新は注目度も高く、高い優先順位をつけている方が多く居ます。
特に中古マンションを購入した場合は、定期的に点検やメンテナンスのタイミングを把握しておく事が求められます。
また水回りはリフォーム詐欺のターゲットにされる事も少なくありません。
水漏れを指摘してくる訪問業者がいても、慌てず管理組合に相談、複数のリフォーム会社と相談して最善のプランを立てましょう。
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